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2015年10月28日 (水)

7月メンバーお勧め本3

Tugumi21
アンジーさんオススメ
TUGUMI  吉本ばなな著 中公文庫

父の離婚が成立するまで、伯母の営む海辺の旅館で暮らす日々の物語。
そこにつぐみという病弱で我が儘な従姉妹と出会う。
思春期特有のとらえどころのない切なさと痛さを上手く表現している。

何気ない日常の日々を印象的に描く著者の感覚に感銘。
私自身、作品の主人公と似た境遇にあった幼少期があり、
とても身近な小説として読めた。
           
吉本ばななファンへの扉を開いた最初の一作となった。
著者の波長、笑いのツボなどが同じだと読むたびに共鳴する、
とても好きな作家だ。

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Tennsei

ゆうさんオススメ
転生(この本に含まれています) 志賀直哉著 新潮文庫

気の利かない妻と小言の多い夫が、来世はもっと良い夫婦になろう。
狐とオシドリは夫婦仲が良い。
どちらにしよう。じゃあオシドリとして生まれ変わろうと約束を交わし、
夫が先に亡くなる。

夫はオシドリとなって妻を待ち続けるが、妻は生前の夫の小言を思い出す。
お前が選ぶといつも間違える。
オシドリのはずだが、いいや、これは私の考え、狐ね。
なんと妻は狐に生まれ変わってしまった。

さて結末は、にやりが待っています。
短編ですが、ユーモアセンスが抜群なので是非読んでみてください。

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