映画雑談 トイレのピエタ
<p><p><p><p><p>映画 - 小さな靴あと 神戸 阪神間 読書会 </p></p></p></p></p>
監督 松永大司
出演 野田洋次郎 杉咲花、大竹しのぶ リリーフランキー 岩松了 宮沢りえ 佐藤健
(T)エンゾから良かったと聞いて、観に行ったよ。内容は想像通りだった。
台詞が良かったのに最初から引き込まれた。
(E)わたしは全く情報なしで行ったよ。よくある難病ものではありませんよと、
書かれていたから、好きな映画かなという予感はあってね、当たりだったけど、
台詞は意識しなかったなぁ。
(T)意識しなかったってことは良かったってことじゃない?
主人公の宏役、野田洋次郎、バンドのヴォーカルだってね。
知らなかった。年齢を感じるけど(笑) ハマリ役だった。
短い台詞と空気感がすごくマッチしていたよ。
(E)エンディング流れる歌「ピクニック」だっけ。良かったのでCD申し込んだよ。
そういえば、広しが窓ふきの同僚とモト彼女のこと話すとこ
「美人じゃん」「そうだよ。おまけにエロいんだ」「最高じゃん」ってとこ、面白かった。
(T)そうそう。あれで彼女がどんなキャラクターだか分かっちゃう。
(E)宏と出会う少女、あの子が抱える背景もさ、ちょっとしか映像で見せないのに
辛さが理解できる。あそこは上手いなぁって思ったよ。
(T)賢い女の子って描き方をしているね。よくあるパターンなら恋愛に夢中になったり、
身体を売るとかになるんだけど、自分が家族の世話をしないと暮らしていけないって
ちゃんと知っている。だからその辛さを、外で爆発させて、
バランスを何とか保とうとする。で、極端に走って、死にたいと飛躍しちゃう。
(E)なるほど。脇が豪華だよね。大竹しのぶとかリリーフランキー、
お父さん役の岩松了がさぁ、息子に絵を売ってくれって、
彼のポケットに一万円札を突っ込むシーン、良かったなぁ。
(T)母親役の大竹しのぶも、息子の病で泣きたいんだろうけど、
泣いちゃいけないって感じで笑う顔とか絶妙。みんなチョイ役なんだけどね。
でも主役の二人が負けてない。存在感があった。
(E)宮沢りえの難病の子どもを持つ母親役、あそこがちょっと喋りすぎかなぁという
印象があったんだ。もうちょっとさらりと流して欲しかった。
それが残念。
(T)ピエタ像のとこ、あざとかった気がちょっとするかもなぁ。。
(E)プールに金魚を放すシーンは綺麗だった。
(T)わたしは宏が森や木々、自然を目の前にして自分の運命を受け入れるシーンが好き。
(E)生きる時間がないと知らされて、大切なものが何かって気付くところが痛かった。
そこがいいんだけど。
自分で生きていくことの意味を考えさせてもらった映画だったよ。
(T)若い人に観て欲しい映画だね。
(E)同感です!
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- 映画雑談 トイレのピエタ(2015.12.05)
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