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2016年1月 8日 (金)

9/10月のメンバーお勧め本

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手毬オススメ  
チェルノブイリの祈り スベトラーナ・アレクシエービッチ著 岩波書店

2015年、本年度のノーベル文学賞受賞の著者。
『戦争は女の顔をしていない』など、常 に国家の圧迫に抗い、
世界に向けて危機を発信続けておられます。
本作は、チェルノブイリ周辺に暮らす人びとの声を丹念に取材したルポタージュです。
一度は読んでおかなければならない 本だと、わたしは思います。

1986年、四半世紀前、チェルノブイリで大惨事が起りました。
当時、わたしはあの体制の国だから事故がおきてしまったのだ、
そう思ってやり過ごしてしまいました。 とても悔いています。
冒頭に「これは未来への話です」から始まります。
ページをめ くると、国境を越え時間をまたぎ、今現在の日本が現れました。
ぞっとするほど似ているのです。
原発事故直後、本書をすぐに読みました。
あれから4年過ぎました。(2015年)
何も変わらず終結もしないまま 人々は忘れようとしています。

消防員の妻が語る最初の章、とても美しい夫婦愛の話です。
フィクションならば、泣いて本を閉じることができます。
でも、真実であるがゆえ、恐ろしく、悲しすぎます。
ページを開けたまま、しばし未来を思います。
わたしたちはどうして、悲劇に学ぶことができないのだろうと。

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